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【ラットパーク】依存症の原因は孤立?断酒コミュニティの可能性を感じた話

【ラットパーク】依存症の原因は孤立?断酒コミュニティの可能性を感じた話

ラットパークの実験というものを知り、コミュニティの可能性をあらためて感じました。

▼この本を読んだんです

 

依存症の原因をあぶり出した、ラットパークの実験とは?

  • 独房に1匹ずつ閉じ込めたネズミ16匹と楽園のような広いパークに放したネズミ16匹を使った実験
  • ネズミは社交性と好奇心が強く、薬の効き方などが人間に近い
  • どちらにも自由に飲める液体を二つ用意。その二つは「水」と「モルヒネ入りの水」
  • この状況で薬物依存症について調べたそうです。モルヒネはヘロインに近い薬物で抑制作用があり、依存性が高いと言われてます。(ちなみに、モルヒネとアルコールは成分や作用が似てる

※モルヒネは苦いため、徐々にシロップを足し、甘くしていく

 

独房の孤立ネズミ

閉じ込められたネズミは、一人っきりですることがなく孤立した状態。
彼らはあまり甘くない、苦いモルヒネ水を早い段階から飲むようになりました。そしてひがな飲み続け常に酩酊状態に。

 

仲間と戯れる自由ネズミ

社交性にあふれる自由なネズミたちですから、仲間と戯れたり遊具で遊んだり、ときには交尾もしながらすごしてます。
自由ネズミは孤立ネズミに比べ、なかなかモルヒネ水を飲みません。
同じネズミ同士、コミュニティ内での生活を楽しんでいます。

 

依存性のあるカクテルが完成

この実験では徐々にシロップの量を増やし、苦いモルヒネ水から甘いモルヒネ水にしていきます。
砂糖が増えるに従い、モルヒネの量は減ります。つまり、モルヒネ濃度が薄くなります。
最終的に依存性のあるカクテルが出来上がります。

 

自由ネズミがモルヒネカクテルを飲む割合は19分の1

ある程度甘さが強くなった段階で、自由ネズミもモルヒネカクテルを飲むようになります。
しかしこの比率はたった19分の1。つまり、孤立ネズミの方が19倍も多く飲む結果に。
それに対し自由ネズミのほとんどは、どれだけ甘くなってもカクテルを飲みません。

 

依存状態の孤立ネズミを自由ネズミの中に放すと…

独房に閉じ込められ、ひがなモルヒネカクテルを飲みずっと酩酊している孤立ネズミ。

そのネズミを自由ネズミの広いパークに放してみました。

すると、孤立ネズミは自由ネズミ達と遊ぶようになり、さらにはモルヒネカクテルを飲むのをやめたのです。

ときには痙攣発作などの離脱症状を起こし苦しみながらも、自由ネズミたちとの時間を楽しむために孤立ネズミはモルヒネカクテルを飲みませんでした。

 

この実験からたてられた仮説

この実験結果から、薬物依存の真の原因は薬物そのものの作用よりも、環境と精神状態ではないか?という仮説がうまれました。

噛み砕いていえば
「孤立し救いようのない状態がゆえに薬物にハマっていった」
ということ。
そして、痙攣発作を起こすほどの依存状態であっても、仲間とのつながりや一緒に過ごすことを優先するため、薬物をやめた、ということ。

 

依存症は薬だけのせいではない?

ここまでがラットパークの概要です。依存症というと、薬物が劇薬で絶対やめられない、というイメージですよね。
でも、実際には若い頃に薬物に手を出したけどやめた人も大勢います。その一方、ハマり続ける人もいます。

この差はなんなのか?

そのあたりは明確に判明していません。この実験がすべての答えでもありません。でも、この実験を通してもやはり、孤立というのは大きな原因なんじゃないでしょうか?
そして、仲間とのつながりや支え合いは回復の手立てとして有効なんじゃないでしょうか?
※あくまで動物実験ですし、全面的に人間に当てはまるとはいえません

薬物に限らず、依存症になる場合は精神的な病(うつ病など)を患っている場合が多くあります。これは薬物が原因で鬱になるというより、鬱やそれに近い精神状態があり、孤立してしまい、結果として依存物に頼ってしまうんじゃないでしょうか。

 

孤独と孤立は違う

孤独と孤立の違いについて、僕は自らの意志があるかどうかだと思ってます。

一人で過ごすのが好きだからカフェでお茶をしたり一人旅をする。これは孤独を楽しんでますよね。

一方、仲間とご飯を食べたいけど、理解し合える人がいないと感じる。さらに、一人でいることが恥ずかしいと感じてしまい、トイレでお昼ご飯を食べる。これは孤立している状態。

 

理解してくれる仲間

有名人の薬物事例をみてると、周りに仲間はたくさんいそうです。でも、結局は理解し合える仲間、自分自身がそう思える仲間がいないのかもしれません。

家族がいても同じです。結局は理解し合えてないがゆえに家庭の中で孤立し、お酒や薬物に走る人は多くいます。

 

物理的な近さより心の近さ

僕はこのラットパークの実験を知り、あらためてコミュニティの大切さを知りました。そしてそれは物理的な近さより、心の近さが重要だな、と。

 

最後に

インターネットは物理的な距離を飛び越えられます。ただ、相手がどんな人かはわかりにくい。だからこそ、「フルオープンで誰でもオッケー!」ではなく、クローズドなオンラインコミュニティに可能性を感じています。

 

そして当サイトが運営するコミュニティも2019年4月より、クローズドなオンラインコミュニティ(オンラインサロン)としてリニューアル。興味ある方は一度ご覧ください。

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