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【アルコール依存症と社会】誤解だらけの依存症に清原和博氏が登壇

【アルコール依存症と社会】誤解だらけの依存症に清原和博氏が登壇

厚生労働省が主催するイベント「誤解だらけの”依存症” in 東京清原和博氏が登壇されていました。(※アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症に対する理解・啓発イベント)

過去にお酒でトラブルを起こした前園真聖氏が登壇される、というのは告知があったので知ってましたが、清原さんはサプライズゲストだったので驚きました。

動画の紹介とあわせ、思ったことをまとめておきます。

 

誤解だらけの”依存症” in 東京に清原氏がサプライズ登壇

清原さんが登壇された様子はこちら。

左の方は「薬物依存症」という書籍も出版されている精神科医の松本俊彦先生。

清原さんは3年前に覚せい剤の所持と使用で逮捕されました。その際、かなりの薬物依存状態であることがセンセーショナルに報道されていましたね。

そんな清原さんに対し、厚生労働省から本イベントへのオファーがあったそうで、それについて御本人も

「それが厚生労働省に認めていただいたのかなと思うとすごくうれしい気持ち」

とおっしゃっています。

 

清原さんが依存症のイベントに参加した理由

厚生労働省からオファーがあったとはいえ、やはり公の場にでることには勇気がいることですよね。そのあたりについて聞かれた清原さんは

「少しでも自分のように苦しんでいる人のためになればと思い、すぐ決めました」

とのこと。矢面に立つことでまたいろいろと詮索されたり蒸し返されたりするはずなのに、この意思決定は素晴らしいなって思います。その後も、短時間ではありますが薬物依存とその回復の様子などを語ってますから、ぜひご覧ください。

 

依存症の回復には「他者貢献」が効果的

今回の登壇の様子をみて、やはりまだ目が虚ろというか、ぼんやりしてるような感じがあるな、というのが正直な感想です。でも肌ツヤなどみていると、健康面は回復されてるようにも感じました。

清原さんが

「自分が表に立つことで、同じように苦しみ悩んでる人のためになれば…」

と決断したのがとても印象的でした。というのも、依存症の回復には他者貢献が効果的であると言われているからです。

自分自身が回復する過程で、同じ悩みを持つ人の助けをしたり、ともに話し合ったり分かち合うことは本当に重要です。そして、その結果、支え合う仲間の方にもパワーをわたすことができ、ともに前進できるんですよね。

こういう手法は世界的なアルコール依存症の自助グループであるAAでも取り入れられていると聞きますし、今回の登壇はとても素敵だなって思いました。

 

依存症は否認の病気。まず認め受け入れることが重要

松本先生もおっしゃってましたが、依存症というのは「自分は依存症だ」と認めることがかなり重要です。

特にアルコール依存症の場合、お酒自体は合法ですから、よけいに認めにくいもの。そもそも依存症を病気と認識せず、意思が弱いとかだらしないと思う人もいます。それは違います。依存症は完全に病気なんです。意思がどうとかは関係ありません。

依存症であることを認めず、否認をしている状況だと治療や回復への取り組みもできないんですよね。でも、裏を返せば依存症であることを認めることができれば、一気に前進します。

ある専門家は

「依存症を受け入れることができれば回復の道半ば」

とおっしゃっていました。

 

社会全体も依存症への理解を深め、回復しやすい社会になってほしい。

もう一つ松本先生が

「依存症から回復しやすい社会をみんなで作っていってほしい」

とおっしゃっていました。まさにそのとおりだな、と深くうなずきました。というのも、清原さんが登壇した記事に対するコメント欄をみていると

「自分が好きで薬をやって依存症になったくせに、何を偉そうに言ってるんだ」

「横柄な態度だったくせに急にきれいごとを。どうせまたヤクやるんだろ」

というような、心無い言葉が目に付きました。なんてひどいことを言うんだろう…と思う半面、こういう感覚が今の日本のスタンダードなのかもしれない、とも思いました。

「依存症になるのは本人がだらしないから。意思が弱いから。だって普通の人はそんなのにならないじゃん」

そういう前提のもと、依存症で苦しむ人たちを軽視し蔑んでいるように感じます。

まずはそういう先入観や価値観を社会全体で変えていかないと、回復しにくい社会のままなんだろうなと思うんです。

 

依存症は病気

でも、依存症は病気です。薬物にしてもお酒にしても、最初はちょっとした好奇心やストレス発散で手を出したかもしれません。薬物と知らずに飲まされるケースも多いですし。

そして結果的に依存症になってしまう。これはある意味で、誰にでもあり得ることです。特にお酒はどこでも売ってますし。アルコールに脳みそが侵され、依存症になってしまうのは本人がだらしないからとか、意思が弱いからとかじゃありません。

風邪を引くのとおなじく、予防をしてても患うこともあり得るものです。

 

誰にでも過ちはあるからこそ、”回復のチャンス”に寛容な社会を。

(薬物依存やアルコール依存が原因で人の命を奪ったりした場合は別ですが)依存症から回復するためのチャンスにはもっと寛容であって良いんじゃないか、と思うんです。蔑むような態度や自己責任の一言で切り捨てるようなことはせず、病気という理解のもと、見守ってあげるだけでもいいんじゃないかな、と。

「お腹いたいの?食中毒じゃない?まずは病院いきなよ」

って言うくらいの感覚で、

「アルコール中毒(依存症)かもしれないね。まずは病院や専門家に相談してみたらどう?」

と言えるような社会になれば、依存症に悩んでる人も行動しやすくなるんじゃないでしょうか。

 

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