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【アルコール依存症と遺伝】親がアル中だと子供もアル中になる?

【アルコール依存症と遺伝】親がアル中だと子供もアル中になる?

《衛生局発表のデータを元にアルコール依存症と遺伝に関する情報をご紹介》

アルコール依存症、いわゆるアル中になるのはどんな人か、考えたことがあるでしょうか?

(酒量をコントロールできない)意思が弱い人

(飲みすぎて道端で寝るような)だらしないやつ

というイメージをお持ちの人もいるかもしれません。でもアルコール依存症はれっきとした病気です。脳みその病気なんです。

病気ということは遺伝するんでしょうか?

そのあたりに関する情報をご紹介。

 

《参考書》高機能アルコール依存症を理解する ーお酒で人生を棒に振る有能な人たち

今回はデータや情報を参考とする書籍があるのであらかじめ紹介しておきます。

これ、ちょっと値段がはるんですがかなり優れた書籍です。医学的な専門書ではないんで一般人でも読めますし、アルコール依存症の勉強には欠かせないんじゃないでしょうか。

今回は基本的にこの本の中にある情報を使って紹介します。(ゆえに個別に出典表記などはしません)

 

アルコール依存症は遺伝するのか?

まず、結論から言うとアルコール依存症は遺伝します。ただし、遺伝するとは言っても絶対に遺伝するわけでもないですし、逆に親が依存症じゃなくても発症する可能性はあります。

ただ、調査の結果として以下のような情報が出ています。

 

アルコール依存症は60%が遺伝要因、40%が環境要因

日本よりも依存症に関する研究が進んでいる米国では『アメリカ公衆衛生局長官の報告書によると、30年以上の研究でアルコール依存症リスクの半分以上は遺伝的要因だということ』がわかったそうです。(参考書籍のP33〜P34に記載)

専門医(スコルツェリ医師)の意見としては

アルコール依存症は60%が遺伝要因、40%が環境要因

という意見もあります。(こちらはあくまで専門医の感覚値)

アルコールを飲み始めるタイミングなどは環境要因、つまり周りの状況による部分が大きいとのこと。

たとえば大学に入り一人暮らしを始め、サークル活動などがきっかけで飲み始める、なんてパターンは多いですよね。あとは就職して歓迎会や忘年会など。

 

アルコール依存症者の80%が家族にアル中者がいる

治療やカウンセリングを受けているアルコール依存症者を調査したところ、そのうち80%の人の家族にもアルコール依存症者(アル中の人)がいたそうです。ただ、この数値はアメリカの数値ですから単純に日本には当てはめられませんね。

そもそも、日本の依存症治療は遅れていると言われていますから、カウンセリングを受けている人が非常に少ないです。

一説によると日本国内には100万人以上のアルコール依存症または近しい状態の人がいるのに、治療を受けているのは9万人程度と言われています

現段階で日本の受診者が10%にもみたいないとすれば、その親の世代などは明確な診断を受けていない可能性が高いです。そのため

「自分は依存症っぽいけど、親がそんなふうにはみえない」

というパターンが多い可能性があります。

でも実際のアルコール依存症ってわかりにくいんですよね。みんながみんな道端で寝たり、暴れたりするわけじゃありません。仕事もシャキッとこなすのに依存症、うつ病だと思ってた人が実はアルコール依存症というパターンはよくあります。(併発しやすい)

なお、遺伝するのは「依存症になりやすい」という点だけでなく、「お酒に強い」という点もあります。

【お酒に強い人ほどアルコール依存症になりやすい】という話は後日ご紹介します。

 

まとめ

親や近しい親類にアルコール依存症やそれに近い人、俗にいう”アル中”っぽい人がいる場合、遺伝してる可能性が高いです。

依存症は意思が弱くてだらしないとかそういう話では全くありませんから、自分を責めたりしないでください。インフルエンザなどと同じ、誰でもなりうる病気です。

自己嫌悪なんかにならず、専門医に相談したり、アルコール依存に対する正しい知識を身につけ回復に取り組みましょう。

 

アルコール依存症に関する書籍で勉強するのもオススメです
【禁酒本&専門書】断酒・アルコール依存症に関するオススメ本3選+1

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